ラブハウスはいくつかの3(サン)を組み合わせています。
1. 同じ間口(幅)の3つの箱のつながり
2.シンメトリーの3角形の切り妻屋根
3.中庭を介しサンサンと陽の光を屋内に取り込む
この組み合わせが無駄のないシンプルな外観と、県道沿いに建ちながらもカーテンの要らない暮らしを実現しています。
またお施主様の意向もあり、Ua値0.28 C値0.4 の超高気密高断熱の仕様になっており、 高い省エネルギー性能のある家を実現しています。
車通りも人通りも多いため外からの視線が気になる所ですが、コの字型の間取りとし中央はウッドルーバーを使い窓を隠しています。
これにより大きな通りに接する土地ですが、採光と通風を確保しています。
同じ大きさの窓とその窓の高さを揃えることで、無駄のないシンプルな外観に仕上げています。
南側は軒を出し日差しをコントロールしています。
目隠しされているため、外からの視線を気にせず洗濯物が干せたり、食事をしたり、お子様たちが遊んだりと活用の幅が広がります。
南側と東側に大きな窓を設けていますので室内がとても明るいです。
床材は福岡県産の無垢の杉材を使用しています。杉材は柔らかく暖かみのある床材で肌触りが良いのが特徴です。飴色に経年していくサマもお楽しみいただけます。
キッチンはグラフテクトを採用しています。単色でシンプルなデザインのキッチンは、まるでおしゃれな家具を置いているような佇まいです。
リビングとそこに隣接するタタミスペースです。無駄な線をなくすために建具と窓を天井高さと合わせていますので、すっきりと開放感のある空間に仕上がっています。
玄関ホールからの入り口のみグレーの建具にしてアクセントを入れています。ごろ寝するタタミスペースは照明の光源がまぶしくないように間接照明にしています。
お子様たちの部活の道具などがごちゃごちゃとなりやすいため、広めに計画しています。
また汚れて帰ってくることもあるお子様たちのことを考慮し、シュークロークから洗面所へと動線が流れます。
洗面台はオリジナルで造作しています。
洗面脱衣室へのアクセスは、シュークローク→洗面脱衣室リビング→ファミリークローゼット→洗面脱衣室の2WAYにして回遊性のある間取りにしています。
グレーのハイドアはLIXILのラフィスを採用しています。壁の中に入り込む「引き込み戸」にしていますので、普段の開けっ放しには最適です。
グレー色を使うことでシュッとしたモダンな印象が加わり、空間がより引き締まります。