平屋の勘違い その2

2022/01/09

『平屋』と聞くと、

“高そう・・・”というイメージと同時に

“広い敷地じゃなきゃ無理だ・・・”

というイメージが浮かんできます。

 

実際、新規分譲地に建っているお家を見てみると、

2階建てばかりなので、

50坪や60坪では足りないんじゃないか?

と普通は考えてしまうでしょう。

 

また、それに拍車をかけて、

不動産屋や住宅会社までも、

けっこう広い土地が必要ですよと言うので、

“平屋にはお金がかかる”と決めつけてしまい、

多くの方が、あっさりと平屋を諦めてしまいます。

 

しかし、実際は、

平屋を建てるにしても、

それほど大きな敷地はいりません。

 

なぜなら、平屋にするからといって、

2階建ての2階部分が

そのまま1階に足されるわけではなく

階段や廊下もカット出来るし、

トイレも1カ所でいいし、

余分な部屋もつくる必要がなくなるからです。

 

つまり、平屋にすれば

自ずと家がコンパクトになるというわけですね。

 

それゆえ、弊社では、

土地面積が55坪を超えれば、

よほど敷地条件が悪くない限りは、

『平屋』を提案させていただくし、

50坪やそれ以下の場合でも、

可能なら『平屋』をご提案させていただいています。

 

無駄に広い土地を買ってしまうと・・・

 

まず、土地に余分なコストが掛かります。

仮に、20坪も余分に土地を買ってしまい、

坪単価が15万円だとしたら、

300万円も不必要な出費をしてしまったことになります。

 

また、余分に買ってしまった20坪分、

外構工事もしないといけなくなり、

もしコンクリートを打ったら、

それだけで50万円ものコストがかかってしまいますが、

さらに、これらに35年分の利息を合わせると、

ざっと400万円以上無駄な支出をしていることになります。

 

しかし、出費はそれだけにとどまらず、

ずっと払い続けなければいけない固定資産税も、

必然的に高くなってしまうのですが、

固定資産税は60坪を超えると、

超えた部分に関しては税金が2倍になるため、

ずっと割高な納税をし続けるハメになってしまいます。

 

ということで、土地探しをする前に、

どんな家が建てたいのかを、

ある程度明確にしていただければと思います。

 

それが明確になれば、

そのために必要な土地の広さがどれくらいなのか?

が分かるようになります。

 

結果、無駄に広い土地を探したり

購入したりする必要がなくなり、

その分、余分な出費を削ることが出来ます。

 

また『平屋』は2階建てに比べて、

面積が小さくなるため、

実は、建築コストも高いわけではありません。

 

ですから、魅力やメリットがたっぷりの『平屋』を、

コストを理由に諦めないようにしていただければと思います。

 

ぜひ、参考にし、

前向きに家づくりをしてください!

それでは、、、

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