IEDUKURI STORY
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2022/02/04
大工さんの木工事と一緒に進めていくのが外壁の工事です。
今回は、私が外観をデザインしていく上で大切にしていることを紹介したいと思います!
玄関の横にエアコンの室外機が置いてある、シャッターだらけの窓、窓の大きさや高さがバラバラ、などちょっと残念な外観の家は意外と多いものです。
逆にあっお洒落だな、綺麗だなと思われる家は絶対的にこういうことに気を使っているものです。
こういうことに陥りやすい原因の一つに平面と矩計(立面)をバラバラに考えているから、ということが挙げられます。
ご要望が100%取り入れられた理想の平面図が出来たとしても、実際立体図で見ると窓に統一感がなかったり、エアコンを設置する位置がおかしかったり…、逆にデザインの良い外観の家でも間取りがおかしかったり…、家をデザインするときは、この平面(2次元)と立面(3次元)のバランスにはとことんこだわりたいところです。
そんな考えを元にデザインしたモデルハウスの外観パースがこちら!
西側接道の土地の西側の外観です。
窓を描くのを忘れているのではなく、実際、道路側である西面には窓はありません。
また、エアコンの室外機や給気排気のフードといったものも隣家側(東、北)に設置するようにしています。
まさに「シンプルイズベスト」な外観に仕上げています。
なおかつ、嫌な西陽を避けるための計算された外観でもあります。
色味は近年流行しているブッラク系の外壁を使用し、重厚感やラグジュアリーさを演出しています。
使用している外壁の一部がこちら↓
KMEWさんのSOLIDOシリーズです。
セメントの質感を活かした1枚1枚が違う表情をもつ無垢のサイディングです。
セメントやコンクリートに起きる白華をあえて表情として残しつつも、雨や日差しを受けてもその風合いが変わっていきます。
つまり経年変化が楽しめる外壁なんです!
かっこいいのはもちろんなんですが、そういった風合いの移り変わりも楽しんでいけたらいいな、と思っています。