2023/07/14
家は持った方がいいと思うものの、
そこにかけるコストは
よく考える必要があります。
理由は、目下の暮らしに
ゆとりを持たせるためではなく、
不透明な将来に向けて
十分な準備をしていくためです。
前々回リアルな数字を当てはめて
お伝えしたように、
家づくりへのお金のかけ方次第で、
老後資金が2000万円以上
変わってくるかもしれませんからね。
なので、今回は家づくり予算の
合理的な圧縮方法について
ダイジェスト的にお伝えしていきたいと思います。
それぞれの具体的なやり方については、
また別の記事でお伝えするつもりなので、
まずは大枠を掴んでもらえたらと思います。
おはようございます。
今村 優太です。
家づくり予算を圧縮する方法は
大きく分けて4つあり、
この4つを全て実践しなければいけません。
✔︎家をコンパクトにする
これは最も基本的なことです。
家のコストは面積に比例するし、
そもそも家のコストをカットしないことには、
予算圧縮なんて絶対に無理ですからね。
とはいえ、これの難しいところは、
面積カットのやり方を間違えると、
とんでもないぐらい狭苦しくて、
とんでもないぐらい住みにくい
家になってしまうところです。
なので、面積カットを実現するためには、
いらないものだけを抽出し、
省くようにしないといけないのですが、
実は、これさえ出来れば、
実はあなたが考えているよりも
10坪近い小さい面積で、
充分暮らしやすい家を建てることが出来ます。
✔︎土地もミニマムにする
2つ目がこれです。
理由は2つ。
そもそも土地が広いと、
その分土地代が高くなってしまうから。
そして、もう1つの理由が、
土地が無駄に広いとその分余白が出来てしまうから。
つまり、外構工事が必要以上に高くなってしまうからです。
また、土地が広くなると、
外構工事というイニシャルコストとともに、
固定資産税という生涯必要なランニングコストも
高くなってしまいます。
つまり、これは老後資金を
さらに圧迫する原因となってしまう
というわけですね。
✔︎敷地に余白をつくり過ぎない
3つ目は、
2つ目と若干似ているんですが、
少し意味合いが違うので、
別々に記載することにしました。
先程はそもそも土地を広く買い過ぎない
という意味合いでしたが、
これは土地をミニマムにした上で、
さらに余白を最小限にするという意味合いです。
簡単に例を挙げるとするなら、
平屋が充分建てられるにもかかわらず、
わざわざ2階建てを建てない
といった感じでしょうか。
だって、99.9999%
2階建てより平屋が住みやすいし、
敷地に余白がなくなれば、
その分、庭の維持管理も楽になるし、
なにより、外構工事費用を
圧縮することが出来ますからね。
そんなこんなで、
敷地を有効活用することは
予算面においても、
とっても大事だということですね。
✔︎土地の向きにこだわらない
そして最後がこれです。
みんな南向きの土地に固執しますが、
南向きだって100%の土地ではありません。
理由は、南向きの土地に建っている
家をご覧いただくと一目瞭然です。
カーテンがずっと閉まっているし、
間取りもすぐ分かるし洗濯物は丸見えだし、
という感じじゃありません?
つまり、防犯、プライバシー、デザイン、
この3つ全てが悪くなりやすいのが
この南向きの土地なんですよね。
そして、この3つを
少しでも良くするために、
外構工事により多くのお金を
かけざるを得なくなってしまいます。
そもそも土地代も高いのにね。
つまり、土地の選び方によって、
土地代だけじゃなく、
外構代も変わってくるという話です。
では、話をまとめますね。
これまでお伝えしてきたように、
家づくり予算を合理的に圧縮するためには、
単純に家を安くするだけじゃダメで、
土地、外構費用も同時に安くしないといけません。
そして、そのためには、
まずは自分にとって適切な家の広さと
その概算予算を知らなければいけません。
それが分かれば、
それに必要な土地に広さが分かるし、
そうなれば自ずと、
土地にかけるべき予算も明確になります。
というわけなので、
家づくりをする時には、
まずはそれを知ることから始めてください。
そして、合理的に家づくりの予算を圧縮し、
そこで浮いた費用を
将来に向けてコツコツと
投資していってもらえたらと思います。
それでは、、、