STAFFBLOG「電気代は生涯ローンだという認識」

2023/05/22

脱炭素の流れが加速することによって、
今後、確実に電気料金は上がっていく
と言われています。
 
二酸化炭素の排出を下げるためには、
火力発電の比率を減らし、
再生可能エネルギーの比率を
増やさないといけないのですが、
そうなれば電気の製造コストが
高くなってしまうからです。
 
そして、その上昇率たるや
毎年3%ぐらいだと言われているのですが、
この数字で試算してみると
なんと24年後には電気料金が2倍になるという
恐ろしい結果が導き出されます・・・
 
おはようございます。
今村優太です。
 
そんなこんなで、私たちは、
その煽りをモロに受けないためにも、
家を建てる時に、
その防御策を企てておかないといけないのですが、
では、具体的にはどのようにすればいいのでしょうか?
 
✔︎断熱機能に優れた家にする
 
まずやるべきことはコレです。
断熱を強化することで、
外気の影響を受けにくくし、
かつ中の熱を外に逃がしにくくする
ということですね。
 
とはいえ、これに関しては、
国も明確な指針を出しており、
今やどの住宅会社でも多少の差異はあるものの、
必須で取り組んでいることなので、
これに関してはサラッと流して
次のコトをお伝えしていきますね。
 
✔︎家をコンパクトにする
 
断熱機能に優れた家にした上で、
同時にやるべきことがこれです。
つまり、いらない場所を削ることで面積を最小化し、
結果、体積を最小化するということです。
 
体積が小さくなれば、
その分さらに冷暖房効果が高くなり、
結果、部屋ごとに出来る温度差を
最小化しやすくなるからです。
 
中でも高断熱化された家に
もっとも不必要な場所が
「廊下」ではないでしょうか。
廊下があるとそこが断熱層となり
空気の循環を止めてしまうからです。

 
この他、部屋数や部屋の広さなども
よく考えてつくることが大切です。
自分たちがそうしたように、
子供たちだって、
やがて家を出て行くわけですからね。
 
というわけで、
そんな合理的なことを考えつつ
頑張って面積を削っていただくと、
なおのこと無駄な電気料金を防ぎやすいのではないか
と思っている次第です。
 
✔︎太陽光発電をつける
 
そして、高騰する電気料金を防御する
3つ目の対策がこれです。
理由は、先程の2つの対策は、
あくまで冷暖房コストを抑えることしか出来ないため、
それだけでは不十分だからです。
 
実は、冷暖房費が全電気の中で占める割合は、
わずか約28%しかないという
データが国から発表されています。
 
冷暖房を1年中ずっと
使っているわけではないので、
当たり前と言えば当たり前なんですけどね。
 
じゃあ、電気代は
一体何にかかっているのかと言うと、
冷暖房と同じぐらいの比率で
かかっているのが「給湯器」で、
冷暖房や給湯器以上にかかっているのが
「家電製品」です。
 「給湯器」も「家電製品」も
1年中使っていますからね。
 
なので、電気料金を抑えるためには、
これらの電気を買わないように
しなければいけないというわけです。
以前に比べてずいぶんと高くなってしまった昼間の電気を。
 
そして、それが出来る唯一の手段が
太陽光パネルを設置するというわけですね。
かつ、エコキュートの焚き出しも深夜にするのではなく
昼間にするといった感じでしょうかね。
 
ちなみに、蓄電池を一緒に買えば、
夜の電気も買わなくてよくなるのですが、
蓄電池に関しては
出立ちの太陽光パネルよろしくまだまだお高いので、
もっと値段がこなれてくるまでは、
といったところでしょうか。
 
✔︎そんなこんなで結論
 
これが僕なりに考えている
電気料金という、死ぬまでかかり続ける
厄介なランニングコストを
最小限に抑えるための工夫です。
 
もちろん、もしかしたら
とんでもないウルトラCが現れて、
電気料金が上がっていくどころか
下がっていくかもしれないし、
思った以上に上がらないかもしれません。
つまり、絶対にこうなる!
と言い切れるわけではありません。
 
また太陽光パネルに関しては、
僕は絶対につけた方がいいと思っていて、

否定的な意見があるのも事実で、
もしかしたらそっちの方が
正しいのかもしれません。
 
なので、あくまであなた自身で
社会ニュースや経済ニュースを見た上で、
この提案を受け入れるかどうかを
ご判断いただければと思います。
 
それでは、、、

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