「穴が空いている=弱い」という思いこみ

2020/11/28

“お風呂場に置く椅子の真ん中には、

なぜ穴が空いているのでしょうか?”

 

1.お尻が椅子に引っ付きにくいから?

2.椅子に水が溜まりにくくなるから?

3.指が入れられて持ち運びしやすいから?

4.椅子とセットで使う桶が差し込めるから?

 

さて一体どれなんでしょうか?

 

この答えがなんだったのか?と言うと、

先程の選択肢のどれでもなく、

実は、真ん中に穴を開けることで、

強度を増しているとのことでした。

上からかかる荷重を、

うまく分散させているということのようです。

 

なるほどー。

 

中庭は耐震的には悪い?

 

椅子の真ん中に穴が空いていると、

強くなるというより、

逆にグラグラして弱くなるんじゃないかって、

普通は考えてしまいますよね。

 

“中庭”があるお家は、

耐震性が悪いんじゃないか?

と、思ってしまうのと同じように。

 

しかし、このお風呂の椅子同様に、

“中庭”があるお家も耐震性が悪いのか?

と言うと、全くそうではありません。

 

というのも、中庭をつくることで、

プライバシーを守りながら、

室内への採光を確保出来るので、

結果的に、家の外周部に、

大きな窓を設置する必要がなくなるからです。

 

つまり、家の外周部に、

柱や壁がたくさん出来ることにより、

構造が安定し耐震性が高くなるというわけですね。

 

耐震性をアップさせるための工夫

 

弊社では、より耐震性に優れた家にするために、

基本2階をつくらないようにしています。

 

2階部分は1階部分に比べて、

風の抵抗や車両通行による

揺れの影響を受けやすくなるからです。

 

また、2階に多くの部屋をつくってしまうと、

2階が重くなってしまい、

単純に耐震性が悪くなっていってしまいます。

 

細かい仕切りが多くなり、

柱や壁が増えてしまいがちな2階に対して、

LDKという大空間をつくる1階は、

柱や壁が少なくなりがちな上、

より多くの光を採りこむために、

大きな窓をつくってしまいやすく、

さらに柱や壁が減ってしまいがちだからです。

 

その点、出来るだけ平屋で

家をつくるようにすれば、

耐震面を心配することなく、

採光的にも、プライバシー的にも、

防犯的にも優れた、より暮らしやすい

お家がつくりやすくなります。

もちろん、敷地との関係性もあるので、

どんな土地でも平屋が建てられる

わけじゃないんですけどね。

ということで、

家の基本は“平屋”から始まり、

敷地におさまりきらなかった場合のみ、

2階に載っけていくという考え方を、

ぜひ覚えておいていただければと思います。

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