開放的な家づくりの落とし穴

2020/05/29

誰もが「明るくて開放的な家にしたい・・」

そうお考えになると思います。

 

一日中太陽の光がサンサンと降り注ぐ

ゆったりとした陽だまりのリビングで、

子供たちと共にのんびりと過ごす休日・・

 

朝日がたっぷりと射し込む気持ちいいダイニングで、

家族そろってテーブルを囲んで食べる朝食・・

 

家族みんなの元気な姿を見ながら、

食事の支度をすることが出来る

スペースも調理場も広々としたキッチン・・

 

今の暮らしでは実現出来ていないであろう

このようなライフスタイルを夢見て、

多くの方が家づくりをされるのではないでしょうか?

 

そして、その実現のために、

様々なアイデアを勉強し工夫を凝らします。

LDKの天井を高くしたり、

LDKを広くしたり、

LDKの窓を多くしたり、という風に。

 

しかし、これらのアイデアや工夫は、

確実にコストは上がるものの、

それだけで明るさや開放感が増すわけではありません。

 

リビングダイニングキッチンを広くつくり過ぎると・・

 

リビングダイニングキッチンを広くすれば

それだけで開放感が出るような気がするし、

一日の大半を過ごす場所でもあるので、

とにかくこの空間だけは、

出来る限り広くしたいと思われることでしょう。

 

しかし、広々としたリビングダイニングキッチンは、

実際暮らし出してみると、

当初の想像とはずいぶんと掛け離れた状態に

なってしまうのもまた一つの現実です。

 

というのも、

床面積が広がった分、床に余白が出来てしまい、

結果的に、そこに色んな荷物が置かれるからです。

あるいは、その荷物の収納として棚や家具を置くことで、

リビングダイニングが狭くなってしまうからです。

 

コストとスッキリのバランスを保つアイデア

 

しかも、リビングダイニングキッチンが広くなれば、

それに伴って家の価格も高くなってしまうし、

余ったスペースに置く家具を購入するとなれば、

その分さらに出費が増えてしまいます。

 

それゆえ、コストも不用意に上げることなく、

スッキリ感のあるリビングを

維持しやすくするためには、

単純に広くつくるよりも

別のアイデアが必要となります。

 

例えば、子供部屋を1階につくるというアイデアです。

今の家づくりでは、

子供部屋を2階につくることが

当たり前になっていますが、

1階につくるという選択肢があっても

いいのではないでしょうか?

 

子供部屋を1階につくれば、

間違いなくリビングに散乱する

子供たちの荷物を自分たちの部屋に

片付けてもらいやすくなると思いませんか?

 

いつも使うものを、

わざわざ2階まで持ち運びするのは、

とっても面倒臭いことですからね。

 

もし、子供部屋を1階につくることが出来れば、

子供部屋を2階につくるよりは、

遥かにリビングダイニングが片付きやすくなることでしょう。

結果、スッキリした空間になりやすいし、

散らかってないリビングダイニングは、

掃除も楽なのではないでしょうか?

 

とはいえ、開放感溢れる住まいにしようと思えば、

リビングダイニングがスッキリしていることに加えて

さらなる別の要素が必要なので、

次回は、明るく開放的なリビングダイニングにするための、

2つ目のアイデアについてお伝えしていきたいと思います。

 

それでは、、、

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