2024/10/17
コロナ以降、材料費の高騰によって
建築費がずいぶんと値上がりしたのですが、
それと同時に土地価格も値上がりしています。
![]()
造成工事費用が値上がりしているから。
そして、津波や土砂崩れといった
災害の心配がない場所で土地を買いたい方が増えているため、
そういった地域の土地価格が上がっているからです。
また、材料費が高騰しているということは、
外構工事費用も値上がりしているということでもあるため、
如何にその負担を上ないように家づくりをすることが出来るかが、
これからの家づくりの鍵を握ると言っても過言ではありません。
所得が上がっていない状況の中、
物価はもちろん社会保険料や税金、
そして電気料金までも上昇の一途を辿り続けているため、
今のところ可処分所得は減る一方ですからね。
そんなわけで今回は、
土地取得費用を抑える方法について
お伝えしていきたいと思います。
これは外構工事費用を抑える一つの方法でもあるので、
ぜひ知識を身につけていただければと思います。
土地の単価が高くなりつつある現在、
住む場所に妥協せずに土地の価格を抑えるためには、
購入する土地の面積を縮めるしか方法がありません。
仮に土地の坪単価が20万円だとしたら、
5坪面積がカット出来れば100万円、
10坪面積がカット出来れば200万円、
家づくりにかかるコストが変わってくるし、
これに外構代やローン金利を合わせると
さらに50万円ほど変わってくるかもしれませんからね。
では、これを実行していくためには
どうすればいいのでしょうか。
✔️先に建てたい家を明確にする
土地にかかるコストを最小限にするためには、
いきなり土地を探し始めるのではなく、
その前にどんな家を建てたいのかを
明確にしておくことをオススメします。
自分がどんな家を建てたいかを明確にし、
それがどれくらいの大きさになるのかを
あらかじめ把握しておけば、
それに合わせた土地選びが出来るからです。
例えば、自分が建てたい家が「平屋」だとして、
先にざっくりヒアリングさせていただくことで
建てたい家の大きさが30坪前後だと明確になり、
かつ、必要な駐車スペースが3台だとした場合、
目安となる土地の広さは55坪前後となります。
平屋を建てるために70~80坪ぐらい
土地が必要だと思っていたとしたら、
15~20坪も土地面積を圧縮出来るので、
坪単価が20万円のエリアなら
土地にかかるコストが300~400万円も
圧縮出来たことになりますよね。
あるいは、自分が建てたい家が「2階建て」だとして、
先にざっくりヒアリングさせていただくことで、
建てたい家の1階部分の大きさが20坪前後だと明確になり、
かつ、必要な駐車スペースが2台だとした場合、
目安となる土地の広さは40坪前後となります。
少し大きめの家がいいから
土地の広さは60坪ぐらいはいるかな?と思っていたとしたら、
20坪前後土地面積が圧縮出来るので、
坪単価が25万円のエリアだとしたら
500万円前後も圧縮出来たことになりますよね。
これらの計算式は、
「必要な1階部分の面積+土地の余白10坪
+4.5 坪×駐車スペースの数」です。
土地の余白とは、家の周囲に出来る給排水を通したり、
エアコンや給湯器を置いたり、
通路として利用するスペースのことです。
先程の平屋の場合だと、
30坪+10坪+4.5坪×3台=53.5坪
(55坪前後)がちょうどいい広さで、
2階建ての場合だと、
20坪+10坪+4.5坪×2台=39坪
(40坪前後)がちょうどいい広さという感じですね。
このように土地を探す前に
どんな家にしたいのかが明確になっていれば、
自ずと探すべき土地の広さが明確になり、
無駄な出費を防ぐことが出来ます。
なので、いきなり土地を探し始めるのではなく
まずは住宅会社に行ってどんな家にしたいのかと
それがどれくらいの大きさになりそうなのかを明確にしてから
土地探しをしていただければと思います。
もちろん、それに加えて土地の予算も
明確にしておかないといけないんですけどね。
ぜひ、参考にしてみてください。
それでは、、、