STAFF BLOG「適切な土地面積を知る方法 続編」

2024/06/28

自分が建てたい家の1階の面積を

ある程度把握しておくと、

適切な土地面積を導き出しやすいので、

前回からそれを算出するための

質問をさせていただいているのですが、

前回の「玄関周り」と「LDK」に続き、

今回は「水回り」と「収納」、そして「客間」についての

ご質問をしていきたいと思います。

 

おはようございます。

今村 優太です。

では、早速始めます。

 

✔️洗面・脱衣・風呂・トイレ

 

洗面と脱衣については

分けてつくるか?それとも分けずにつくるか?

お子さんに女の子がいるか?と女の子の数、

主に室内干しで考えているか?

それとも室内干しはせず外に干すのか?

あるいは「カンタくん」などの

乾燥機を主に使用するつもりなのか?

これらによって必要な面積が違ってきます。

 

例えば、

女の子が複数いるとしたら割と小さいうちから

小さな洗面台ではものが溢れ出してしまうし、

洗面台を使用する時間も長いため、

朝の混雑した時間帯とっても邪魔だったりします。

 

ゆえ、通常洗面スペースは1帖なのですが、

女の子が複数いらっしゃる方には、

2帖をオススメさせていただく場合があります。

2帖あれば、棚にも色々と陳列出来るし、

隣に並んで身支度出来ますからね。

 

洗濯機を置く脱衣室に関しては、

室内干しされる場合は干すスペースのことを考えると

最低でも2帖はあった方がいいし、

全て室内干しという方に至っては

出来れば3帖あった方がいいと思います。

 

逆に、室内干しの比率が低い方や、

「カンタくん」などの乾燥機を主に使う方なんかは、

2帖もあれば充分だし、

場合によったら洗面も含めて

2帖~2.5帖あれば充分かもしれません。

 

続いてはお風呂です。

お風呂に関してはズバリ2択ですね。

1坪タイプにするか?

それとも1.25坪タイプにするか?です。

1=2帖なので、要は2帖でいいのか

それとも2.5帖必要なのかってことですね。

 

この広さの違いは浴槽ではなく洗い場の広さなので、

洗い場が広い方が良いという方は、

2.5帖タイプを選ばれるといいかもしれませんね。

 

トイレに関しては

1ヶ所でいいのか?それとも2ヶ所必要なのか?

そして手洗いをどうするのか?で面積が変わってきます。

 

便器と一体になったタンクについた手洗いでいいという方や、

タンクレスだけどトイレから出たところに洗面をつくる方や、

小さな手洗いがあればいいという方は1帖あれば充分なのに対し、

ホテルやお店のように洒落た手洗いスペースを

トイレ内につくりたい方なんかは1帖では心許ないので、

1.5帖ほど必要かもしれません。

 

というわけで、以上の内容を参考にしながら

水回りスペースの面積を考えてみてください。

 

✔️集中型か個別型か

 

では続いて「収納」について考えていきたいと思います。

収納に関しては集中型がお好みなのか?

それとも個別型がお好みなのか?

でつくり方が違ってきます。

 

集中型とはいわゆるファミリークローゼットのことで、

要は、全員の衣類や持ち物を

同じ場所で管理するってことですね。

一方で個別型とは

個人個人でそれぞれ衣類や持ち物を管理するために

部屋ごとに収納をつくるということですね。

 

個別の場合、

4人家族がそれぞれに1帖ずつ収納をつくるとしたら

合計で4帖分収納が必要ということですね。

あるいは、夫婦の収納を

ウォークインクローゼットにしたい場合は、

「子供たちの人数×1帖+W.I.Cの広さ」が

収納に必要な場所ですね。

 

また、収納に関しては

季節ものや日用品などをどこに置いておくのかも

考えておかないといけないので、

前回の広々としたパントリー収納を

つくっていない方なんかは、

衣類や持ち物収納とは別に

納戸的な収納が必要かもしれません。

 

なので、自分の家の荷物量と

どうやって管理していくのかを考えつつ、

必要な広さを導き出していただけたらと思います。

 

✔️「客間」という保険は必要なのか?

 

では、最後に客間について考えていきたいと思います。

ズバリ客間に関しては、

平屋の場合は不必要だというのが個人的な意見です。

 

仮に親御さんが泊まっていく場合でも、

わざわざそのために一つ部屋を用意しなくても

子供部屋を使ってもらえばそれで済むからです。

(子供が小さいうちは自分の部屋で寝ませんよね?)

 

ま、そんなシチュエーションになった場合、

親御さんはお互い気を遣わなくていいように

近くのホテルを取る可能性が高いでしょうしね。

 

そんなわけで、

個人的には必要ないと思っているのですが、

コストがかかったとしても

やっぱり欲しいとお考えの方は、

4.5帖か6帖という広さで

客間をカウントしていただければと思います。

 

いかがでしたか?

今回もある程度具体的に数字を導き出せたでしょうか?

では、次回は寝室・子供部屋・書斎などの

個室について考えていきたいと思います。

 

それでは、、、

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